焼肉店の集客2023 昨対売上2.7倍の焼肉店の取り組み

~2022年8月3,003,412円→2023年8月8,080,327円~

2019年11月に千葉ニュータウン中央駅(千葉県)の商業施設にオープンした焼肉店が2020年にオープン数か月でコロナ禍に。オープン直後の12月には600万円あった売上が2021 年は平均月商155万円、2022年の平均月商は303万円。とエリア特性的にもコロナの影響 が強い立地でした。そのような焼肉店がようやくコロナも明けようとしていた2023年の春前2月 に仕掛けを始め、コロナが5類に正式移行した2023年5月から夏に向けてやってきた取り組みの結果2022年8月売上3,003,412円から2023年8月売上8,080,327円と昨年対比約2.7倍を達成することができました。当然2022年は未だコロナ禍でしたので2022年と2023年の昨年対比をどこまで数字として重要視するかはありますが、コロナ前の2019年オープン直後の12月月商が約600万円ほどであったことを前提においても2023年7月8月の売上の伸びは顕著であるということが言えるかと思います。今回のブログでは、上記の取り組みについてお伝えいたします。

 オープン当初の業態は最近では全国でよく見るようになった卓上サーバー(レモンサワー飲み放題)を全卓に設置した焼肉店でした。焼肉や一品など含めて全品ほぼ380円以下の品揃えでメインのカルビ材を含めて基本的には輸入牛を中心とした客単価3000円前後を狙う大衆焼肉店でした。こちらの会社様は焼肉店自体が初めてチャレンジする業態でしたが、オープン当初の周辺のお客様の反応は上々でこれからしっかりと売上利益を伸ばしていこうという矢先のコロナでした。前述の通り、エリアとしては地方駅前で駐車場も多く持つ商業施設の一角に立地しており、その立地特性としてロードサイド要素もありながら、周辺の客層的にもコロナの影響が強く出る場所だったため、コロナ禍においては売上を伸ばしたい反面、動くに動けないという状態でした。

そのような中でようやく全国的にもまもなくコロナが2類から5類に移行するということも見えてきており、少し人の動きも活発化してきた様子が出てきた2023年の年明けくらいから売上アップに対しての取り組みを始めることになりました。「ひと昔前はもっとチラシの反応があったんだけど」「前は各種グルメサイトからもう少し売上が取れていたんだけど」「コロナ禍からの売上の戻りがまだ弱い」「SNS(インスタグラム)の活用をしたいけど効果的なやり方、ポイントがわからない」そのように感じてらっしゃる地方の経営者の方も多くいらっしゃると思います。こちらの店舗様も同様に感じてらっしゃいました。特に売上アップのためにSNSの活用が今とても有効です。ということをお伝えしても「このような地方のロードサイド要素もあるような田舎の店舗でもSNSが効くのか」ということが半信半疑の状態からのスタートでした。そのため、新たな取り組みとしてのステップを2段階に分けることにしました。

〈第一ステップ〉

グランドメニューは変更せずにSNS(インスタグラム)と相性の良い商品をペライチの差し込みメニューで新規投入しSNSを活用して新規集客の実施を行う。

〈第二ステップ〉

業態コンセプトを全品ほぼ380円以下の輸入牛中心の品揃えから「黒毛和牛A5が地域で一番お値打ちなお店」にリニューアルし、業態の強み、自店舗の特徴をわかりやすく言語化し再度SNSを活用して新規集客の実施を行う。

以上の2ステップで変更をかけていきました。

結果は前述の通りですが、第一ステップを実施した2月で取り組み前月商(300~400万円)→取組後3月(600万円)と少しベースアップをすることができました。次の第二ステップで、取り組み前月商(500~600万円)→取組後(800万円)までの売上上昇を達成することができました。

第一ステップ及び第二ステップでともに重要になっているのがSNS(インスタグラム)の活用ですが、Instagramで自店舗の露出を増やすために、具体的には、

  1. ①自店舗ページの作り込み
  2. ②口コミ作り
  3. ③広告運用

の3点が大切です。

(※詳細は別ブログ記載 https://yakiniku-keiei.com/blog/topic/1952/)

上記の通り、差し込みメニューの投入だけで上手くSNSを活用して売上を伸ばすことも可能ですが、根本的には業態力がSNS活用をして売上を上げた後の業態の継続力に繋がりますので、そもそも業態力がそのエリア上で競争力のあるものかどうかが重要になりますが、「自社のエリアで本当にSNS(インスタグラム)を活用できるのか」と疑問をお持ちの方も是非一度前向きに向き合ってみていただくのが良いと思います。

当ブログ内容の店舗様の取り組みはご参考までに無料ダウンロードコンテンツにもメニューブックなど含めて掲載しておりますのでそちらもご覧いただけますと幸いです。

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