SNS(instagram)集客について
焼肉店もそうですが、飲食店の新規集客は、一昔前は、食べログ、ぐるなび、ホットペッパーといったグルメサイトが主流でしたが、コロナ後は、それらグルメサイトの1人あたりの集客コストも10倍にまで上昇しているエリアもあります。新規集客をグルメサイトに頼る時代は終わりを迎え、より口コミを重要視する傾向が出てきています。食べログの口コミから始まり、ホットペッパーやぐるなびも口コミ表示を始めていますが、GoogleのMEOも口コミを重要視しています。ただ、「今」お店選びをしている人たちが見ている口コミは実はSNS、特にInstagramなのです!
SNSが日常生活に溶け込み、2019年のFacebbok社の公式発表で、日本のInstagramの利用者は男性が43%、女性が57%とおよそ日本人口の2人に1人はInstagramを利用しているという実態があります。公式ではありませんが2020年時点でのinstagramの年代別の利用率は15~19歳は65%、20代は57.3%、30代は47.8%と若年層は特に利用率が高いことも見えています。飲食店においては、コロナ禍でも活発に外食している若者を集客することの重要性は上がっており、その層が普段どのように時間を使っているかを考えるとインスタグラムの利用時間も増加しているため、その中でお店の情報をキャッチして、頭の中や「お気に入り」という来店候補に自然的にリストアップされることを考えると、Instagramでの露出度が大切になっています。
では、Instagramで自店舗の露出を増やすには、具体的に何をすることが大切かというと、
①自店舗ページの作り込み
②口コミ作り
③広告運用
が効果的です。
①自店舗のページを作り込む際は、統一感を意識しながら、どんなお店なのか?を明確に、ターゲットのお客さんが来店したくなるような商品でページを構成することが良いです。また、日頃の投稿は毎日ストーリー(24時間のみ掲載の動画)をUPすることと、リール(写真投稿の動画Ver)を上げることが今は大切です。また、検索ボリュームが多く(「カルビ」「ハラミ」「焼肉」という抽象的なものではない)、投稿に関連するハッシュタグを5個未満で使用するのが良いです。
②口コミ作りは、自店舗のエリアに特化したグルメインフルエンサーに口コミしていただくのが最も効果的です。グルメインフルエンサーの投稿依頼は、外部に依頼することで時間と手間を省くことはできますが、コストは大きくなります。(1フォロワー1円程度)
そのため、お店から個人のインフルエンサーさんに直接DMを送って、来店依頼することもコストパフォーマンスが高いです。
③広告の目的はインフルエンサーの投稿以外での露出度を増やすことにあります。また、広告の中でフォローキャンペーンを実施することで、キャンペーンフックに自店舗ページのフォロワー増加を促すこともできます。
少し前までは、食べログやホットペッパーのプランをどのプランにするか?(競合店がどの位置で表示されているかで決定)や自店舗のページ内に検索キーワードの大きな文言を入れるなど、グルメサイトの作り込みがWEB集客におけるポイントだったところが、instagramでも同様で、いかに表示回数を増やすか。ページを見ていただいた時に来店したくなるようなページ作りができているかが重要になるのです。利用するツールは代われども、WEB集客の根底が変わるわけでは無いでの、原理原則にしたがって、instagramの活用を実施していくことが焼肉店経営における現代の集客方法となってきているのです。